愛・地球博 ふぉと&るぽ


第1回見学7/6        第2回見学8/18      第3回見学8/25

★第1回目見学 2005年7月6日

 お天気は、曇り。あまり暑くはない。
 朝、6時に、2リットルのお茶とおにぎり4つと、簡易折りたたみ椅子を持って、75歳のオフクロと一緒に我が家を出発。

 今回インターネットで予約できたのは次の二つ。
  ・「大地の塔」 集合時間11:30〜11:55
  ・「長久手日本館」 集合時間18:00〜18:30

 人生2度目の、そして最後の万博だと気合いの入っているオフクロさんのため、ホントはもっと人気のパビリオンを予約したかったが、一ヶ月前の6月6日は所要のため、10時過ぎにしかパソコンの前に座れなかったので、このような次第となった。
 しかし、この予約というものも曲者で、それぞれの見学時間は2時間のインターバルを空けねばならず、そのルールは、当日予約にも適用されるし、また、見学時間が始めから固定されるので、当日配布の整理券も、希望する時間に当たらないと、もらっても使えないというデメリットがある。
 愛知環状鉄道、リニモと乗り継いで、北ゲートに着いたのは、午前7時前。

 それぞれのゲートには、既に20〜30人のが待っていた。この時点で、およそ千人位の人が、並んでいたそうな。(警備員の人のお話)

 開場まで2時間あまり。私は、持ってきた椅子に座って、文庫本を取り出して読んでいた。

 回りでは、万博初心者の人とベテランの人との情報交換が始まる。これが結構、聞いていて参考になるし面白い。

 朝一番から並んでいる人の中にも、今日で3回目という人がいた。
 
 オープン前には、警備員や係員が一同うちそろい、朝の挨拶等大声で気合いを入れ始める。すると、待っている観客から期せずして拍手がおこるという面白い光景が展開された。(係の人は、お中元商戦前のデパート店員みたいなかけ声を叫んでいた)

 ゲートは、9時オープン。
 ゲートがオープンしたからと行って、なかなか中には入れてくれない。悪名高き、持ち物検査の始まりである。
 事前にカバンの口を空けておいて下さいと、アナウンスがあったにもかかわらず、グズグズしている人はいるし、ゲートの警備員によって、検査の丁寧さ?が異なったりと、まぁ、これは運としか言いようがないですな。

 我々が入場できたのは、9時10分位かな。みんな走るよぉ。でも、オフクロさんと一緒では、せいぜい早足になる程度。 
 さて、そして直行したのは、「日立グループ館」の当日予約機。(7月21日から入場方法が変更になった)
 すでに、結構な行列。段々自分の番が近づいてくると、今何時の券を発行しているのかをチェック。
 どうも、16:00以降の回になりそう。ということは、「長久手日本館」の予約と2時間ルールにより、バッティングの危険性がある。
 そこで、事前にインターネットで勉強しておいた裏技を使う。
 それは、なんと、未使用の入場券で、当日予約を取る、というものだ。これで、2時間ルールはクリアー。そして、その券で後日、ちゃんと入場も可能だという裏技である。しかし、もう一度「日立グループ館」には入れないですね。番号が登録されてしまうから。。。
 (私は、妹一家へのプレゼント用として購入しておいたものを使用したのだが、彼らにも「日立グループ館」を見せたいと考えて、後日、再び入場券を購入することとあいなった)
 というわけで、9時30分。無事、16:00〜16:30の回をゲット。

 次に向かったのが、「トヨタグループ館」。すでに午前中の整理券配布は、終盤にかかっているといった感じである。しかし、そこはオフクロと一緒ということで、ゴールドエイジ枠を使う。
 ゴールドエイジ枠は、一般整理券とは別に、10:00から整理券を配布していた。正直いって、このゴールドエイジで入場したら、観客席がみんなジジババかと思っていたが、そんなことは杞憂だった。
 それで、12:30からの回を無事ゲット。なお、この整理券は、入場券を持っていないともらえないこととなっていた。つまり、大勢できて、手分けして沢山のパビリオンの整理券をもらうことはできないということかな。

 次に向かったのが、「グローバルハウス」。当日整理券をもらいに行ったのだが、その時は11:00からのを配布しており、これはパス。ふらふらと「大地の塔」の前まで歩き、「こいの池」のほとりに座って豆乳ソフトクリームを食べて一休み。
 修学旅行生が多い感じがしたなぁ。
 もう一度、「グローバルハウス」の前へ行き、「バイオラング」を見ながら、今度はゴールドエイジ枠の配布所まで行くが、配布していたのは、12:00からの回で、これもパス。

 いい加減疲れてきて、昼飯をとることとする。11:00ちょっと前だった。
 まだ、どこのパビリオンにも入ってないのにね。

 そして、いよいよ第一発目の「大地の塔」に入場。
 いや、ここもすごく並んでいた。ネットで予約した時間は、11:30〜というものだったが、それよりかなり早く入口を通過しても、係の人は、入場券に端末をあてがっただけで、入れてくれた。
 で、中は、世界最大の万華鏡ということで、天井がこんな感じ。

 たしかに綺麗で、幻想的だけれど、椅子があるわけでなし、混んだ電車の中で、天井向いて鑑賞し続けるといった感じのスタイルは、ちょっとキツイよね。

 ガイドブックによれば、所要時間20分とのことであるが、そんなにゆっくり、くつろぐことはできなかった。

 この写真は、デジカメの感度をあげてフラッシュをたかずに、撮影したもの。
 次の「トヨタグループ館」は、12:30までに集合せよと、整理券に記載があった。ちょっと時間があるので、また、「グローバルハウス」まで行き、3度目の正直で、14:00からのブルーホールの整理券をゲット。
 今回は、この「グローバルハウス」の前を4〜5回通るという、まことに非効率な移動となってしまった。
 お土産を買うため、北ゲートの公式ショップを覗きに行くが、こんなお昼の時間というのに、かなりの混雑。
 レジには行列ができていた。
 「トヨタグループ館」の整理券には、12:30までに集合とあったが、これがなかなか入れてくれない。かなり長時間立ったまま並んで待たされた。

 でも、内容は面白かったよ。
 ロボットの演奏は聞かせますね。でも金管楽器でなくて、弦楽器だったら、もっとスゴイんだけどね。
 あと現代バレエ?のようなパフォーマンスも、なかなか楽しめた。
 出たところにショップや展示スペースもあったりして、館を後にしたのは、13:20くらいだったかな。

 それにしても、なぜ、この愛・地球博には、「日産館」や「HONDA館」ないんでしょうか。
 「グローバルハウス」のブルーホールへの入場は、整理券によれば、14:00までに集合とのこと。
 しかし、これがまた、なかなか中に入れてくれない。こちらも、かなり長時間並んで待っていた。

 そして、中に入っても、ウェイティングスペースで、かなりの時間、小さな画面を見ながら待たされた。その映像も面白いものだったが、なんせここも、満員電車の中でじっと耐えて立っているという感じで、結構つらいものがあった。しかも、薄暗いし。。。
 で、やっと巨大スクリーンのスペースへ通される。ここは、ちゃんと椅子があって落ち着けるし、幅50メートル高さ10メートルというスクリーンの迫力はものすごい。しかも、ソニーが開発したというレーザービームはめちゃキレイ。
 これにはちょっとまいりましたね。
 ただ、メイン?となるマンモスラボは、う〜ん。これが、今回の万博の目玉かいな?といった感じ。
 動く歩道に乗って見るスタイルだけど、う〜ん。学術的にはどうだか知らないが、展示物としては、う〜ん。。。。

 「グローバルハウス」を後にして、グローバル・コモン2へ。
 ここは、南北アメリカの外国館が集合しているところだが、私のお目当てはアンデス共同館。フォルクローレの楽器をお土産に買いたかったのだ。「このケーナは私が作った」という人が売っていて、結局、ケーナとサンポーニャを購入。でも、学生時代に使っていた今持っているケーナの方が高かったなぁ。ホントは、チャランゴが欲しかったんだけどね。
 その他、中米共同館やOECD館を覗く。

 で、いよいよ「日立グループ館」集合時間16:00〜16:30に入るわけであるが、その前に、売店で北海道メロンソフトクリームを食べる。昔、北海道で夕張メロンソフトクリームを食べたことがあるが、夕張メロンと言わずに北海道メロンと称しているところが、なんともはや。。。。

 入口前にはものすごい人が列をなしており、ちょっと申し訳ないような気になる。でも、7月21日からは、ここも整理券方式に変わるそうだから、5時間待ち、なんてことはなくなるでしょう。

 しかし、内容はすばらしい。流石に今回の万博で一番人気のパビリオンだけのことはある。長時間待っても見るだけの価値は十分。

 ここまで今の技術でできてしまうのかと、感嘆すること間違いなし。あっという間の約20分の旅だった。

 メインショーの前のプレショーは、まぁ、付け足しってところですかね。
 
 見終わった後、こんな画像も自宅のパソコンからダウンロードできます。なかなか良いオマケではないですか?
 さて、お次は、グローバル・コモン1へ。
 ここは、東南アジアを除くアジアの国々のスペース。
 少々腹が減ったので、スリランカレストランで下の写真のものを食べる。スリランカカレーに、スリランカビール等々。生ぬるい水筒のお茶ばかり飲んでいたので、ビールは身にしみました。
 胸が写っているのは、オフクロさんです。
 見学の方は、後でスタンプ帳を見ると、中国と韓国以外のパビリオンを覗きまくったようだ。
 ざっとあげれば、パキスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタン、ネパール、ブータン、イエメン、サウジアラビア、カタール等々。

 どこも展示物はあるけども、大体がバザールのお店のような感じだった。
 サハラ砂漠の薔薇とかいうけったいな石を思わず店員さんの勢いに負けて、買ってしまった。
 香水がふりかけてあるのか、不思議な匂いがしている。
 このサハラの薔薇は、チュニジア館かどっかでも見かけた。
 さて、お次は、長久手日本館。
 インターネットの予約では、18:00〜18:30集合の組であったが、18:00前でも入れてくれた。外は、70分待ち。
 ここの呼び物は、全天球型の映像。これも凄いんだけれど、例によって、人が多すぎて、細い桟橋の上を満員状態で、まわりをみまわすという感じでの鑑賞スタイルでは、本当の良さはわからないな。
 でも、どうやって上映しているのだろうか。また、どうやって映像構成を考えたのだろうか。ちょいと不思議。普通の頭ではあれだけ全天球の画面を構成することはできないような気がする。
 それから、光と音と香り、映像を駆使して、森林空間を再現したというゾーンは、ちょっと良かった。森林空間と言うよりも、人の安らぎ空間を人工的に作った場合の創造世界っという感じかな。
 というわけで、これで予定していたパビリオンは全部見終わった。
 流石にくたびれた感じで、夜8時からの「こいの池のイブニング」までには、1時間以上あったが、カキ氷を買って早速と、観客席のところへいった。
 まだ観客は5〜6人しかいなかったが、係のお兄さんに見るのに一番良い場所を教えてもらって、開演まで、昼寝しながら待った。お兄さんの話によると、座る位置で、かなり印象が変わるとのことである。



 夜のとばりが降りてきた「こいの池」から、西をのぞむ。

  真ん中が、「大地の塔」。その左手の小山の様なのが長久手日本館。 右手に見えるのが、モリゾー・キッコロメッセの大観覧車。

 (以下4枚の写真も、手ぶれと戦いながらフラッシュ無しで撮影)
    
 水上に噴水にて水の幕によるスクリーンを作り、そこに映像を映し音楽とシンクロさせて、パフォーマンスをするというもの。池の中から、何故かでっかいサルも出で来る。(上の2番目の写真にマウスを合わせてください)

 インターネット等の様々な人の感想を読むと酷評してあるものも多いが、私は十分楽しんだ。ちょっと、時間が長いような(午後8時から30分間のショー)気もするが。。。
 ま、確かに巨大なサルが何を表しているのかよくわからないし、鵜飼いの船が何故か白鳥をつれて登場するなど、全体のストーリーもよくわからない。また、どうも話によると、風が強い日だと、水のスクリーンが揺れてしまって、上手く投影することできず、どっちらけのものになるとか。
 今日は、風もなく、それでいてあまり暑くもなく、コンディションとしては最高でした。

 それにしても、もし、私だったら、このパフォーマンスに絶対、何らかな方法で花火を付け加えるところだと思うが、安全面から出来なかったのでしょうか。ちょっと残念。

 とは言え、十分満足して席をたった。私の回りの人達もけっこう楽しんでいたようだった。

 さて、では帰る前にグローバルループを一周するかと言うことになり、そこから時計回りにぐるっと歩いた。
 流石に人は少なくなっており、(とは言え、人気のパビリオンでは、また入場待ちの列があるところもあった)
 途中、チュニジア館やボスニア・ヘルツェゴビナ館なんぞを覗いて北ゲートに着く。

 ここからリニアに乗るまでがまた一苦労。
 スゴイ人の列。ゲートに着いたのは、9時30分ぐらいだと思うが、乗るまでに30分以上かかったと思う。
 自宅には、11時頃到着した。まるっと一日、たいした休憩も取らず歩き回ったが、75歳のオフクロの体力には少々びっくり。
 やはり戦中派は違うのだろうか。。。
 足はくたびれたが、十分楽しんだ1日であった。

 さて、さて、で、今回の万博はどうだったか。である。
 といっても、一回見に行っただけで、全体の感想もないもんだが、上記のような観覧をしたため、「自然との叡智」というテーマを感じることはできなかった。
 むしろ、様々な映像技術に触れて、その分野での今後の発展が楽しみだと思った。

 この万博が将来、どのように評価されるかは何十年と経過しないとわからないだろうが、70年の大阪万博ほど、文化に与える影響はないだろうなというのが、私の感想である。
 やはり、開催するタイミングというものがあるのだろう。

 いずれにせよ、足はくたびれたが、十分楽しめた。
 そして、今度は瀬戸会場に連れて行けというオフクロの希望に添い、もう一度、足を運ぶことになりそうであるが、それについての感想はいずれまた、なにかの機会に。。。
 平成17年12月まで、「今回のコラム」に掲載していたものは、ここまででした。
 以下は、「既公表コーナー」への移行の際、加えたものです。

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★第2回目見学 2005年8月18日

 
天気は、曇りのち晴れ
 ●8:00万博八草駅から、一番のシャトルバスにて瀬戸会場へ。
  瀬戸会場には、徒歩で来た人等、すでに数十人ならんでいたが、長久手会場のように殺気だってはいなかった。
 ●8:45ゲートオープン
  オープンと同時に大勢の人が走る走る。でも、彼らの目的は、瀬戸会場からモリゾー・ゴンドラにて長久手会場を狙うこと。
  我々は、のんびり歩いて海上広場にて瀬戸日本館の整理券をゲット。
 ●9:15瀬戸愛知県館
  「森の劇場」がメインか?映像とパフォーマーとの一体。内容もなかなか面白かった。
 ●9:40瀬戸日本館
  「一粒の種」。今回瀬戸会場では、呼び物となっているもの。迫力ある群読劇。なぜか、寺山修司を思い起こさせた構成。グットでした。
 ★瀬戸会場から長久手会場へ
   ゴンドラを待つ人の列を見たら、とても乗る気が起きず、燃料電池バスで移動。それでも、30分位待った。
   11:15頃長久手会場着。ちょうどトヨタ館の前あたりから会場に入るのだが、すでに午後のトヨタ館の整理券を待つ長蛇の列にバスを降りた人は、みんなビックリ!
   我々はここからグローバルループをまわり、途中、「踊る指南塔」あたりで弁当を食べ、一番遠いコモン4へ。
   勿論、グローバルループの間伐材募金者の中に名前があることもチェック!
 ●12:00頃
   コモン4を見学。
   入ったのは、ロシア館、チェコ館、ベルギー館、ポルトガル館、北のオアシス(北欧共同館)、コーカサス共同館。
   ロシア館のマンモスはグローバルハウスより間近で見られて良かった。
   この日は、総観客数が1,500万人を突破した日で、抽選が行われた。その番号を張り出していたコモン4の案内所前は、黒山の人だかりだった。
 ●14:00頃
   コモン3のヨルダン館により、サンドアートを購入。そして、西エントランスの一番でかい公式ショップでお買い物。
   この時は、海洋堂のモリゾーキッコロの例のフィギュアは売っていた。
   そして、1Fのフェスティバルフードコートで、冷きしめんセットを食べる。意外に旨かったが1,000円は高いか?
 ●15:15
   事前予約。長久手愛知県館にて、「地球タイヘン大講演会」を見る。
   これは、万博終わってもどこかで上演してほしいなぁ。特に子供達に見て欲しい。
   その後、中部千年共生村を見て、長久手日本館の横から大地の塔の前をとおり、電力館の前をとおって、「遊びと参加のゾーン」へ。
   「水木しげるのゲゲゲの森」は、全体がショップみたいなものだったが、期待どおりのもの。売っているもの、すべてが欲しくなって困ってしまった。ロボットステーションを覗いて、「モリゾーキッコロメッセ」へ
 ●18:00
   事前申込してあった、劇団ふるさときゃらばん ミュージカル「どんどんどんどん」を見る。
   21世紀の社会資本を考える実行委員会が主催と言うことで、人間は、こうして国づくりをやってきたんだ、と言う話。
   「みんなのくにづくりとなるほど どぼく」という出展テーマの一環として上演された。と、書くと、単なる土木事業賛美みたいに感じられが、甘っちょろい自然保護賛美に傾倒しがちな風潮に喝をいれる迫力でした。市民出演者も多数いたことも、その理由かもしれない。それにしても、久々に劇団ふるさときゃらばんのミュージカルを楽しませてもらった。あの統一劇場の流れを組むこの劇団を初めてみたのは、20数年前の「兄んちゃん」でした。
 ●19:00
   フードジャングルで、ソフトクリームを食べながら、19:00からの光のイルミネーションの開始をしばし待つ。
   その様子はこんな感じ
 ●19:40
   事前予約の韓国館。ヨン様のポートレイトが飾ってあるのは笑えたが、なかなかの内容。
   でも、メインの3D映画の上映まで、ずいぶん待たされたのには参った。しかも、ず〜と立ちっぱなしで、オマケに冷房が寒い!。ただ、待った甲斐がありました。まぁ、キャラクターは、ラピュタの焼きまわしだとか、ありきたりのストーリーとか色々言う人がいますが、十分感動的。そして、キレイ!物であるロボットにあそこまで感情移入できるのは、我々東洋人の特性なのかもしれない。
   このあと、中国館を覗くが、閉店間際のお店に入った感じで、ちょっと寂しい感じだった。しかし色々なものを売ってたなぁ。
 ●21:00頃
   北ゲートより家路へ。
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★第3回目見学 2005年8月25日

   
天気は、曇りのち雨   この日は、台風11号が接近し、愛知県に近づくとの予報があった。
    このため、なんと入場者は8万5千人という、夏休みと思えない人出で、雨も夕方パラパラした程度。
   心がけが良いんだねぇ。
 ●5:55
   一番の愛知環状鉄道に乗り、リニモを乗り継いで、万博会場北ゲートについたのは、6:18
   今日は、少ないだろうと思っていたが、それでも、かなりの人が、すでに並んでいた。7月6日の時は、日立、トヨタ狙いだったので、ゲートの東の方にならんだが、今回は、反対の西の方に並んだ。若干少なめで、我々の前には20人位だったかな。
 ●8:50
   ゲートオープン。荷物チェックをすませ、オフクロのチケットを預かり、1人三菱未来館へ急ぐ。
   なんなく、当日予約ができたが、ふとみると、直並びの列には、5、6人しかいない。予定を変更して、追いついてたオフクロとともに、直並びすることに決定。
 ●9:00 三菱未来館@earth
   映像の美しさならば、今回の万博中一番というIFXシアターは、前評判どおりでした。
   臨場感たっぷりの音響と、巨大スクリーン。途中で画面が大きくなるのは、封切り映画では「ヤマトよ永遠に」なんかがあったけど、今回のは桁外れ。エンディングでは、天井から左右の壁までがスクリーンと化した。
   地球が地球たる所以は、固体になると軽くなる水という物質のおかげだとか、重力と酸素の重さの微妙なバランスとかいう話は聞いたことがあるが、こんなに月というものが重要な要素になっているとはしりませんでした。
   素晴らしい映像は、もう終わりなの?もっとみたい!という感じで大満足でした。
 ●9:55 コモン3へ
   グローバルループをとことこ歩いて、コモン3へ。この日は、台風を警戒してか、人が少なくて歩きやすい。でも、ゴンドラは休止だし、後から聞いたら、こいの池イブニングも中止だったとか。
   まず、イタリア館、そして、ブルガリア館、フランス館をみる。
   イタリア館の国宝級のブロンズ像やチョコレート車。フランス館のキューブ型のシアターなんかを楽しんだ。しかし、お袋さんが、ブルガリア館で豆の缶詰を3つ一まとめで売っているのにほだされて、買ってしまう。朝から、重たい荷物を担いで見学することになってしまった。
 ●10:30 イタリアレストラン 「リストランテ ドルチェ」
   これまで2回万博に行ったが、中でろくな物を食べていないというオフクロのリクエストに応え、今回は弁当を持参せず、レストランで食事をした。開店と同時、我々を含め3組程度が入店。後からぞくぞくと来ていて、出る頃には、入るのに並んでいる人がいた。
   3,000円のコースとパンとグラスワインを注文。このハウスワインが滅茶苦茶旨かった。料理も美味しかったが、それよりもデザートが中々なものでした。ティラミスではなかったけど。。。
 ●12:00 コモン3へ戻る
   評判のクロアチア館へ入るのに20分待ち。それからリビア、トルコ、ギリシア、モロッコ、スペインと回る。
   クロアチア館は、評判どおりの鳥になった気分にさせる15分の映像散歩。こういう映像アイデアもあるんだね。
   それから、印象的だったのは、トルコ館。流石に「自然の叡智賞」金賞受賞の展示でした。すばらしくキレイでした。
 ●13:40 コモン5へ
   ちょっとくたびれて、サラームという名の店の前でソフトクリームを食べる。
   エジプト館に入るのに、10分くらいならんだかな。エジプト館の中は、いかにもエジプトって感じの展示だったけど、まさか本物がならんでいるわけないしなぁ。で、エジプト人のお兄ちゃんに500円でパピルスに名前を書きます!と殆ど押し売り?みたいにしてゲットされ、オフクロと一枚ずつ、パピルスに象形文字で名前を書いてもらった。若い係のお兄さんが1人で、何人もの名前を象形文字で丁寧に書いていたが、これがホントに正しいのかどうかわからないなぁ。なんて思っていたら、土産物としてアルファベット対応表を売っていた。これを購入して、家に帰ってから照合してみたら、う〜ん、ちょとヘンって所もなきにしもあらずだったが、ま、それもご愛敬と言ったところでしょう。
   そのあと、アフリカ共同館に入るが、ここは、巨大なバザールじゃぁ。とても全部をじっしくり見て回る時間がなかったのが残念。そして、アフリカの太鼓をいっぱい売っていて、欲しくて欲しくて仕方なかったが、あれをもって見学を続ける勇気がなかった。そのかわり、カリンバを買ってきた。指ではじくと、う〜ん、アフリカン!って感じかな。
 ●15:30
   名残惜しいアフリカ館を後にして、西エントランスの公式ショップによってから、企業パビリオンゾーンAへ向かう。
   途中、大地の塔前でソフトクリームを食べる。公式ショップは入場者が少ないとは言え、大変なにぎわいだった。
 ●16:15 ワンダーサーカス電力館
   事前予約。なんか、ものすごい人が並んでいたが、事前予約していると横から入れるので、ちょっと申し訳ないと思いながらも、優越感にひたる。 評判のパビリオンだけに中身はとても楽しい物だった。まさに、遊園地気分でこれなら子供も楽しめるね。地球って、世界って、素晴らしいね、と思わせる映像と音の演出はなかなかなもの。ラストが日本のお祭ってのも憎い構成でした。
 ●16:40 コモン6へ
  電力館を出て、コモン6へ。シンガポール館は長い人の列ができており、入りたかったけどパス。
  オーストラリア館、ニュージーランド館、カンボジア館、タイ館、インドネシア館、南太平洋共同館、ブルネイ館、ベトナム館、マレーシア館、ラオス館、フィリピン館と回る。そうこうしているうちに、雨がパラつきだした。
  南太平洋館では、念願の?椰子の実ジュースを飲む。どうしても持って帰りたいというオフクロの希望で、椰子の実をビニール袋に入れて持って帰る。家に帰ってきてから、ずいぶん時間をかけて、中身をほじくり、乾燥させた末、今、ドライフラワーの入れ物になっている。。。。
 ●18:30
  少々くたびれてきて、企業パビリオンゾーンBまで戻ってきて、しばし休憩。入場者が少ないとは言え、このあたりは、相変わらず、大勢の人がたむろしていた。暗くなってきて、ライトアップされた各パビリオンがとてもキレイだった。
 ●19:20 三井・東芝館
  我々の万博見学は、映画出演で幕となった。勿論、事前予約。
  例の顔写真を取り込む機械では、事前にインターネットなどで情報を得ていたので、私とオフクロは、モリゾーとキッコロのイラストをホッペに張って臨んだ。一緒にみたグループの中には、口紅でおてもやん風にした人や、ひげを書いた人もあって、画面に登場する度に歓声があがったりして楽しかった。
  ストーリーは、竹宮恵子の漫画「地球へ」のラストを思い起こさせるような導入で、引き込まれた。私は、学術クルーとして、オフクロは超能力者達のクルーとして映画に初めて出演。まぁ、若干のっぺりした無表情の画像とはいえ、ちゃんと本人だとわかる画像なのは大した物です。オフクロの方が、アップが多かったなぁ。というわけで、観客が映画に出るということがウリで、それを十分楽しんだわけだが、実は、驚嘆の演出がラストに待っていた。
 一度に250人程観覧できるとされているにもかかわらず、20人足らずのグループに分けて、画像をそれぞれとりこみ、それぞれのグループ毎に、それぞれの部屋でスクリーンを見つめる方式で、まず映画は始まった。で、その部屋が横にいくつか並んでいたので、あぁ、これは、ラストでは横に並んでいる壁が取り払われて、スクリーンも横にグ〜ンとワイドになるんだろうなと思ってみていた。しかし、素人が想像できる演出は所詮ここまで。エンディングでは、そのスクリーンも取り払われてしまって、気がつけば、巨大な円形状の座席に我々は座っており、真ん中には、掛け替えのない地球のモニュメント。映画のテーマとも重なり、いやいや、感動のフィナーレでした。

 以上、我々の愛知万博見学は、これにて終了。お名残惜しい会場を後に、北ゲートをでたのは9:00頃。
 この日は、空いていることもあって帰りのリニモも殆ど待ち時間無しで、乗ることができた。
 万博期間中だけという、この駅名とも今日でおさらばです。   

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★総括

 なんやかんやと言いながら、3回も足を運ぶことになってしまった。
 色々周りの人に聞いてみると、一度行って懲りてしまった人、二度三度と足を運ぶ人と2種類いるようである。何十回も足を運んだ人は、本当に万博を楽しんだ人なのだろうが、我々のような数回組は、きっと、一回目行ったときに悔しい?思いをした人じゃないのかなぁ。というのも、それなりに研究した末に一度行くと、反省しながらも、今度はもっと効率的に回ってやろうとか、欲が出でくるんだよね。規模的に全部回れそうな感じだし、事前予約がとれなかったパビリオンはもう一度挑戦したくなるし。。。
 正直、まだ見たかったパビリオンは残っているし、ホントは、愛・地球博の目玉は自然との共生だから、そっち方面の内容にも触れるべきだったろうし、色々心残りはある。
 が、しかし、おそらく一生海外に行くことはないオフクロと私にとっては、ちょこっとは、外国の雰囲気を味わうことができた良い機会だったとは思う。
 話に聞けば、様々な市民プログラムが万博終了後も継続中だということだし、大阪万博のように衝撃的なインパクトが残るとは思えないけれども、何かしら、何かのきっかけにはなるのかもしれないね。
 まぁ、とにかく、関係者の皆様にはご苦労様でした、と申し上げたい。そして、ずいぶん通常業務以外の仕事をさせられた愛知県職員の皆さん、本当にお疲れ様でした!

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