宮前の森林の周辺には、猿投山、自然観察の森、エコの森クラブ等、割とご近所に志を同じくするグループがあり、それぞれ交流を図りながら、マイペースで活動を続けています。

 そして本年、そのまたすぐお隣に、「おかざき自然体験の森」がオープン致しました。

 ここは、岡崎市の所有する森林ですが、市としては、この総面積約100ha(現在公開しているのは約40ha)の広大な森林を、「市民参加型 環境教育の拠点」と位置づけているとのことで、この森にも、近々市民の手による森林整備グループが立ち上がることとなります。

 というわけで、今回、既存のグループが集まり、岡崎市の担当者の方に、フィールドを案内してもらいながら森林について話し合いをしようという企画が、エコの森の呼びかけで実現しました。

 この「おかざき自然体験の森」は、現在の私の仕事上のテリトリー内に位置し、当然の事ながら、少なからずこれに関係もしております。しかし、今回は、宮前の森林倶楽部会員として参加を致しました。

 ここにも森林整備グループが立ち上がれば、里山ベルト地帯が益々充実するということで、是非、息の長い活動をするグループが出来上がることを期待したいと思います。

 では、総勢30名程が参集した模様を紹介いたしましょう。

例によって、写真はクリックすると大きくなります。

 まずは、ご挨拶。

 岡崎市公園緑地課自然体験推進班からの歓迎の?お言葉です。

 これは、管理棟の内部です。
 農家を移築したという自慢の管理棟は、このページの下の方に全景写真があります。

 概要説明のあと、いざ散策へ・・・。

 こちらに、笑顔を向けているのが、自然体験推進班の青木班長です。
 社交ダンスの数々の大会に出場するという、素敵なおじさま。。。。 
 現在公開されている地域は、愛知県が生活保全林として整備した部分であり、管理用の林道や遊歩道は、既に整備されています。
 ただ、少々違和感のある植栽があるのと、それ以上に、繁茂する竹をどうにかしないといけません。

 散策の後、再び管理棟に戻って、参加メンバーからの感想と印象、今後の活動へのアドバイスを発表し合いました。

 左手で一歩前に座って見えるのは、我らが宮前の森林倶楽部顧問岩月先生です。

 午前中のプログラム終了後、集まれる人は「エコの森ハウス」で、懇親会を行いました。

 やっぱりこういうのがないとね。私はコレが楽しみだったりして。。。。
 ここでは、各グループの活動上の本音が聞けたりして、岡崎市の人も大いに参考になったのではないでしょうか。

と、言うわけで、以上が「お隣さんグループ親睦会」の模様でした。 

 「おかざき自然体験の森」は、平成15年10月1日正式オープンされ、そのオープニングセレモニーは、台風の影響で土砂降りの中、まさに自然を体験しながら行われました。

 その後、10月の一ヶ月間、様々な形で記念行事や市民参加のワークショップ、体験イベントが開催され、その中から、新たにこのフィールドを利用していこうとするグループも生まれつつあるようです。

 そして、11月9日の土曜日、いよいよこのフィールドの「森林整備」を実施するグループを立ち上げるべく、これに興味を抱く市民を集めてプレ集会が開かれました。

 私も岡崎市の自然体験推進班長からの依頼を受け、林務課職員としてではなく、宮前の森林倶楽部の立ち上げに携わった者として、参加致しました。

 この広大な「おかざき自然体験の森」を整備していくのは、大変なことですが、地道に息の長い活動ができるグループが生まれることを期待したいと思います。

 以下は、その日に、撮影した自然体験の森の様子と、プレ集会のスナップです。

 駐車場には、約60台の車を止めることが出来ます。
 しかし、オープン以来、かなりの人気だそうで、来年度には、新たな駐車場もつくられるとのこと。
 その駐車場から、左の柱の立つ入り口まで、結構な距離があります。ここから既に、体験は始まるのです。
 入り口を入ってしばらく歩くと、まず工作棟があります。
 木工の道具が完備されており、「おかざき木工クラブ」が講師となって、木工体験ができます。
 今、体験の森で一番人気のメニューなのだそうです。
 「木工クラブ」もこの体験の森がきっかけで出来上がったグループです。
 工作棟を通り過ぎ、またしばらく歩くと。。。。
 管理棟が見えてきます。農家を移築したもので、講習会場にも、そして、休憩所としても利用できます。
 体験の森入場者は、まず、ここで受付をします。(係の人が定休日の月曜日以外常駐してます。)

 管理棟には、色々な里山の活動や情報を入手できるパソコンコーナーがあり、また、里山整備に関する専門書等も置いてあります。これからもっと充実していくでしょう。
 右の写真が、管理棟の横にある「循環式トイレ」です。最近、お客さんが多くで、ちょっと能力オーバーのこともあるそうな。。。
 集会の方は、急な呼びかけでもあり、7名で行われました。
 まず、皆さんの森に対する思いを話して頂き、右の写真中央の木工をやり、愛教大の講師でもある方が、とりあえずの代表者と決まりました。
 とにかく楽しみながら。。。という感じの人ばかりで安心しました。今後仲間を増やしながら、息の長い活動を展開していきましょうね。

 その後、12月15日の会合において、「おかざき自然体験の森 きこりの会」(略称「きこりの会」)として、正式に発足しました。

「おかざき自然体験の森」の詳細は、別途検索してみて下さい。

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