2 0 年 と い う 歳 月

平成30年1月〜7月ネット上にて公表 

  昨年は、「宮前の森林倶楽部」が創立20周年でありました。そして今年は、「大平サロンコンサートの会」が、初めてパーティーを開いてから20年目となりました。10年ひと昔なんて言われますけど、それで言えば、もうふた昔前のことですものね。ずいぶん時が経ったものです。20年前というと、40歳ギリギリ手前といった時でした。まだまだ今よりは、血気溢れていたのかな ?

 宮前の森林倶楽部は、業務の一環として関わったものではありますが、普通なら知り合うこともないような方々と一緒に森の中で作業をし、お昼に弁当を食べながら色々お話をしている内に、いつの間にか親交が深まって いった気がします。勿論まさかこんなに倶楽部が長く続くとは、設立当時は思ってもいませんでした。昨年、1 5年ぶりに参加したわけですが、メンバーの皆さんが、当時とかわりなく温かく迎えてくれたのには、本当に感激しました。

 一方、大平サロンコンサートの会は、たまたま職場で隣同士になった同僚と始めた会が、自然に大きくなっていったものです。音楽好き、宴会好きの仲間の会ですが、これも職場では見られない一面を知ることが出来たり 、友達の友達が友達を連れてきたりと、普通なら顔を見合わすこともない人との交流が、とても心地よいものに なっています。また、必然的に年に2回の発表会が開かれることになるわけで、演奏を披露するメンバーにとっては、これが大きな刺激となっているのも事実です。

 私自身、人に聞いていただくというスタンスで選曲し、普通なら手がけないようなジャンルの曲などにも挑戦するようになり、エレクトーンの練習にも力が入るというものです。当然のことながら、拙い演奏を毎回聞きに来てくれているメンバーも大切なお仲間であることは言うまでもありません。

 20年という歳月の間には、皆さんそれぞれ様々な事があったでしょう。私個人も色々ありました。

 宮前の方は、活動を総理するスタッフの努力に頭が下がる思いですし、サロンコンサートの方も、これで結構、紆余曲折もありました。でも、20年続いてきたと言うことは、それなりに胸を張っても良いのではないでしょ うか?

 次の20年というと、私自身生きているのかどうかも定かではありません。

 と言うことはつまり、これからも新たなる出会いがあるのかもしれませんが、20年間という歳月をもって親交を深めるには、そもそも時間的に無理があると言うことになります。

 まさか社会人になってから、しかも職場からこのように濃密な友情を育むことが出来るとは思ってもいませんでした。この財産は大切にしたいモノだと思います。後は何といっても健康でいることですね。

(ねむり姫 59歳)